プール熱について
子供が夏に良くかかる病気の一つに「咽頭結膜熱」があります。プールを介して感染することが多いので別名「プール熱」とも呼ばれます。どんな病気なんでしょう?
プール熱とは
アデノウィルスという微生物によって引き起こされる病気で、3〜6日程度の潜伏期間があり、その後、喉の痛み、結膜炎、高熱を発します。
症状は?
高熱:40度前後の高熱が2〜3日続く
喉の痛み:のどが腫れ痛みをともなう。食べ物が飲み込めないほどになることも。
結膜炎:涙・目ヤニがひどくなる。
風邪とはどう違うの?
一般的に風邪は鼻水や咳といった症状が出てから熱が出ますが、プール熱は突然高熱が出る場合が多いといわれています。
治療は?
特効薬はなく、症状に対しての対症療法になります。痛みや熱に対して解熱鎮痛薬や目ヤニについては目薬を使ったりします。のどの痛みによる食欲不振からくる脱水症状には注意しましょう。
登校・登園について
学校保健法で第二種伝染病に指定さており、症状がなくなって2日までは登校・登園停止となりますので、主治医と良く相談しましょう。
予防方法について
プールで泳いだあとは、シャワーをしっかり浴び、うがい・洗眼も忘れずにすること。咳やくしゃみからの飛沫感染、目ヤニなどから接触感染することもあるので、二次感染の予防として、手洗い、うがいはもちろん、タオルの共用も避けましょう。
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